身近な食中毒、黄色ブドウ球菌の不思議
こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。
食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。
HACCPの導入・継続、日々の一般衛生管理の見直し・運用をサポートしています。
★☆★
★お知らせ★
Saniccpでは、HACCPについて
食品を扱う街のお店を経営している皆様が本当に必要なことだけを学べる、
「街のお店でHACCP導入する際に必要なことだけを学べる講座」
をご用意しています!
こちらから無料で登録できますので、導入前に一度受講してみてください!
手の傷に存在する、とても身近な食中毒の原因菌である黄色ぶどう球菌。
手の傷の他にも、おでき、にきび、水虫等の化膿しているところに多く存在します。
また、健康な人でものどや鼻の中などに多く検出され、
動物の皮膚、腸管、ホコリの中など身近にも存在しています。
そんな黄色ブドウ球菌ですが、
もし、手の傷をなめてしまっても・・・
食中毒にはなりませんよね。
なぜでしょうか??
黄色ブドウ球菌の食中毒は、
菌が食品に付着した時、食品の栄養素をエサに増殖していきます。
増殖と同時にエンテロトキシンという毒素をつくり、この毒素が体内に入ることで食中毒症状がでるのです。
よって、手の傷に黄色ブドウ球菌が存在しますが、
手には栄養が無いため、エンテロトキシンは生成されません。
毒素が無い状態では体に入っても食中毒症状は出ないため、
手の傷をなめても食中毒が起きないのです。
ここで気づいていただきたいのは、
二次汚染防止の必要性です。
二次汚染により、菌が食品に付着することで毒素を生成してしまいます。
手に傷がある場合は、
手袋をする!
食品を扱う業務はしない!
このような対策をしっかりと行い、食品に黄色ブドウ球菌がつかないよう、
管理を行なっていきましょう!
※黄色ブドウ球菌食中毒については、こちらの記事でも紹介しています。
ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ。
お問い合わせはこちらからお願いします。
必ずお返事いたします。