HACCPの運用ができない・・・その原因と対策

こんにちは!

ご覧いただきありがとうございます。

食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。 

HACCPの導入・継続、日々の一般衛生管理の見直し・運用をサポートしています。

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HACCPの運用がうまくできない原因とは?

HACCPが義務化となり1週間経ちました。
実際にHACCPを運用してみていかがでしょうか?

上手く運用できていますか??

しかし、実際にはHACCPを導入してはみたものの運用ができずに困っている・・・
そんな声が多く寄せられています。

そこで今日は、
HACCPの運用ができない・・・その原因と対策
について解説していきます!

では早速、HACCPの運用がうまくできない原因から考えていきましょう。

手引書通りにHACCP導入してしまっている

最初に考えられる原因は、
手引書の内容通りにHACCP導入を行なってしまっているということです。

手引書に書いてある項目を取り入れて管理内容を決めることで、
保健所からの指摘を受けない国が決めた完璧なHACCPが導入できます。

では全てのお店が、「国が決めた完璧なHACCP」を取り入れる必要があるのでしょうか?
答えはNOです。

お店や工場にはそれぞれの実情があります。
従業員の人数が違う、
使ってる機械が違う、
調理の工程が違うなどなど
全く同じ条件のお店や工場はありません。

しかし、手引書は事業所ごとに1種類しかありませんし、
内容を見ても1通りの方法しか記載されていません。
実際にはお店や工場でやっていないことも手引書には書いてある場合があります。

お店や工場でやっていないことでも手引書に書いてあったから・・・
という理由で取り入れてしまうと運用が難しくなってしまうのです。

記録付けが作業の負担になってしまっている

HACCPを導入すると必ず行わなければいけないのが記録付けです。
今まで感覚で行なっていたことでも記録を付けなければいけないため、
慣れるまでは負担に感じてしまう方も多いです。

しかし、いつまでも記録が負担になってしまう・・・なんてことが起きる場合があります。
その原因は記録を付けるということが、一つの大きな作業になってしまっている場合です。

今まで行なっていた作業に追加して負担になる記録のつけ方をしてしまうと、
長続きせずただ書くだけの意味のない記録になってしまいます。

管理しすぎてしまっている

HACCPを導入すると日々行なっている衛生管理の見直しもができるため、
ついあれもこれもと管理項目に入れてしまっている場合があります。

心配だからいれておこう・・・
あれもやっておこう・・・
これもやった方がいいのかな・・・

このように、なんとなく心配だから管理しておこうと決めてしまうと、
実際に運用するときにキャパオーバーとなり管理がしきれなくなってしまいます。
HACCPの考え方で管理する必要のないところまで管理している可能性があるのです。

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運用しやすいHACCPにするための対策は?

それでは、運用しやすいHACCPにするためにはどうすればいいか
対策を解説していきたいと思います。

お店や工場の実情に合わせたHACCPを導入すること

もっとも大切なことは、お店や工場の実情に合ったHACCPを導入することです。

間違っても、とりあえずやればいいや!と手引書通りに導入しないでくださいね。
手引書をしっかり理解した上で、
お店や工場でその管理は必要なのか?を考え、
管理する項目は手引書の内容で合っているけど、管理する内容は手引書と違うから直して管理しよう。

このように、しっかり内容を理解してお店や工場の実情に合ったHACCPを導入してください。

記録付けは、作業の負担にならない方法を選ぶこと

記録を付けるときは、1つの新しい作業として取り入れるのではなく、
作業の一環になるように
現在行なっている作業の流れの中で記録を付けられるような仕組みにする
負担にならずに記録付けを行うことができます。

作業の流れで記録が付けられると、
記録を付けるのを忘れた!なんてことも防げるのでオススメです。

管理する項目は必要最低限にすること

最後に、管理項目は必要最低限の項目を選ぶことが大切です。
あれも、これもと管理したくなる気持ちはわかりますが、
取り入れすぎると実際に作業をする担当者が大変になってしまいます。

まず最初はスモールスタートから、
少しづつ始めて慣れてきたら管理項目を増やして広げていく。

いきなりたくさんの項目から始めるではなく、
少しづつHACCPの運用に慣れるところから始めてみてくださいね!

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まとめ

いかがでしたか?
HACCPを導入したけれど運用ができなくて悩んでいる方へ、
少しでも改善のヒントになったらとても嬉しいです。

HACCPは導入したら終わり!ではありません。
毎日続けることがとても大切です。
続けられるHACCPは、作業の担当者が負担にならない内容でないといけません。

実際に作業する担当者の意見も取り入れながら
HACCPの内容を見直すと職場の改善にも繋がりますので、
上手く運用できていない時は一度見直しをしてみてください。

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必ずお返事いたします。

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