身近な食中毒、黄色ブドウ球菌の不思議

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食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。 

HACCPの導入・継続、日々の一般衛生管理の見直し・運用をサポートしています。

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手の傷に存在する、とても身近な食中毒の原因菌である黄色ぶどう球菌。

手の傷の他にも、おでき、にきび、水虫等の化膿しているところに多く存在します。
また、健康な人でものどや鼻の中などに多く検出され、
動物の皮膚、腸管、ホコリの中など身近にも存在しています。

そんな黄色ブドウ球菌ですが、
もし、手の傷をなめてしまっても・・・
食中毒にはなりませんよね。

なぜでしょうか??

黄色ブドウ球菌の食中毒は、
菌が食品に付着した時、食品の栄養素をエサに増殖していきます。
増殖と同時にエンテロトキシンという毒素をつくり、この毒素が体内に入ることで食中毒症状がでるのです。

よって、手の傷に黄色ブドウ球菌が存在しますが、
手には栄養が無いため、エンテロトキシンは生成されません。
毒素が無い状態では体に入っても食中毒症状は出ないため、
手の傷をなめても食中毒が起きないのです。

ここで気づいていただきたいのは、
二次汚染防止の必要性です。

二次汚染により、菌が食品に付着することで毒素を生成してしまいます。

手に傷がある場合は、

手袋をする!
食品を扱う業務はしない!

このような対策をしっかりと行い、食品に黄色ブドウ球菌がつかないよう、
管理を行なっていきましょう!
※黄色ブドウ球菌食中毒については、こちらの記事でも紹介しています。

黄色ブドウ球菌食中毒

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