【HACCP】世にも恐ろしい商品回収③〜意外と忘れがち、保健所の対応〜
こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。
食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。
HACCPの導入・継続、日々の一般衛生管理の見直し・運用をサポートしています。
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昨日に引き続き、
もし商品事故を起こしてしまったら・・・
第3回です。
今日はポイント
③保健所の対応も忘れずに行おう!についてお話しします。
事故内容を保健所に連絡し、商品回収を始め、お客様対応も終わりました。
さて、回収した商品はすぐに捨てて良いのでしょうか。
答えはNOです!気をつけて!
保健所ごとに多少の違いはあるかもしれませんが、
確実に捨てたという証拠が必須になります。
なぜかというと、
回収した製品がもう一度世の中に流通しないように
確実に廃棄する必要があるからです。
そのためにも確実に廃棄したという記録が必要です。
確実に廃棄した記録というのは、回収の様子を写真に撮っておいたり、
民間業者に頼んでいる場合は
回収製品だけのマニュフェストを発行してもらうと良いでしょう。
そうして、回収が終了段階にきました。
事故の原因と対策をまとめて、保健所に連絡します。
さて、それでようやく終わりかと思うと、そうではなく
次に、保健所のみなさまがやってくるのです・・・
保健所のみなさまは、実際に起きた現場を見て、
原因や対策が取れているかしっかり確認して帰ります。
ここで、もし不手際(対策が取れてない、再発の恐れあり)が
あった際には最悪、営業停止にもなってしまいます。
くれぐれもご注意ください。