食中毒を知ろう!〜腸炎ビブリオ〜
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食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。
HACCPの導入・継続、日々の一般衛生管理の見直し・運用をサポートしています。
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今回は、食中毒を知ろう!シリーズとして
「腸炎ビブリオ」についてお伝えしたいと思います!
魚介類に存在する病原菌、腸炎ビブリオ。
お刺身を食べる日本ではなかなか無くならない食中毒の1つです。
では、早速みていきましょう!
腸炎ビブリオとは?
・特徴
魚介類の生食により発生する食中毒です。
海水と同程度の食塩水を好み、細菌の中でも増殖が早いのが特徴です。
特に水温の高い夏期の海水で多く検出されます。
よって、海水温の高い地域で捕れた魚介類も要注意です。
・症状
喫食後約8〜24時間で発症します。
腹痛、下痢、嘔吐、発熱の症状を発症します。
・原因食品
魚介類全般が原因食品となりえます。
それでは、最後に最も重要な予防方法です。
・予防方法
1)水道水ででよく洗う
腸炎ビブリオは塩水を好み、真水に弱いため、水道水での洗浄が効果的です。
2)低温で保存する
仕入れた魚介類は10℃以下で保存してください。
また、生で食べる刺身用の魚介類は4℃以下で保存するようにしましょう。
低温で保存することで菌の増殖を防ぐことができます。
以上、腸炎ビブリオ食中毒についてお話ししました。
現在、魚市場での殺菌海水の使用や、低温管理の対策を講じたことにより、
腸炎ビブリオ食中毒は減少してきています。
しかし、お店での管理不良により食中毒が発生しているのも現状です。
水道水での洗浄、低温保存の徹底を行うことで防げる食中毒ですので、
一般衛生管理を利用して食中毒を防いでいきましょう!
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