消毒したいけどアルコールがない・・・どうすればいい??②

こんにちは!

ご覧いただきありがとうございます。

食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。 

HACCPの導入・継続、日々の一般衛生管理の見直し・運用をサポートしています。

★☆★

◆お知らせ◆
Saniccpでは、
HACCP導入サポートプログラムの無料モニターを募集しています!
一緒にお店にあったHACCP導入をしていきませんか?
詳しくはこちら★からご覧ください!

前回、次亜塩素酸ナトリウムを使用した拭きあげ消毒の方法を注意点をふまえてご紹介しました。
(まだ読んでないよー!という方は次亜塩素酸ナトリウム使用時の注意やポイント、消毒利用時の適正濃度ををご紹介していますので、こちらから一度ご覧ください)

まだまだ消毒用アルコールが手に入らない日々が続いています。
お店に消毒用アルコールが残っている方!
今はとても貴重なアルコールです。是非使用用途を絞って使ってくださいね!

例えば・・・
◆従業員の衛生管理で行う手指の消毒。
人の手に使用する際は消毒用アルコールで行うのが一番安全です。

◆常に清潔な状態で保ちたい作業台。
作業台の消毒は次亜塩素酸ナトリウムで代用可能です!
錆などの副作用が不安な方は2度拭きするなどの対応が必要となります。詳しくは前回記事をご覧ください

お店の衛生管理で使用する消毒薬剤は、アルコールだけではありません。
前回ご紹介した次亜塩素酸ナトリウムはアルコールに代わって消毒することができます。
今回は前回に続き、次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒方法をお伝えしていきます!

散布をして消毒しよう!

次亜塩素酸ナトリウム(原液)を水道水で 100 倍程度に薄めてスプレーボトル入れます。
人の手の届く場所や人の歩く床面に向け、散布したい場所の近くからしっとり湿る程度吹き付けてください。

※注意
・空間中に散布してはいけません。
・散布する際は空気中に広がらないように注意が必要です。
・散布時に薬剤を吸い込まないように慎重に行ってください。
・薄めてスプレーボトルに入れた溶液は中身がなにか一目でわかるように表示をしましょう。
・漂白作用や金属が錆びるなどの副作用があるため、
 副作用を避けたい場合は、散布 5 分後に水雑巾等で拭き取るか洗い流しを行なってください。

◾️おすすめの使用場所◾️
畳、床、絨毯、カーテン、ベッドマット、浴槽、浴室壁、便器内等

浸け置き消毒をしよう!

次亜塩素酸ナトリウム(原液)を洗面器や流し台シンクに溜め、水道水で 100~200 倍に薄めてください。
溶液の中に消毒したいものを 5 分以上沈めて取り出し、すすいだ後に食器用洗剤で洗浄・乾燥します。

◾️おすすめの使用場所◾️
食器、調理器具等


以上、アルコールが用意できない時の消毒方法をご紹介しました。

次亜塩素酸ナトリウムを使用する際に間違った方法で消毒をすると、
消毒の効果が落ちてしまったり、色落ちや錆びなどの副作用が生じてしまいます。

正しい方法で使用していきましょう!

これからどんどん気温が高くなり、食中毒が発生するリスクが高まってきます。

テイクアウト商品を新しく始めるお店も多いと思います。
日々の衛生管理を確実に行うことはもちろん、
アルコールが手に入らなくても消毒は確実に行うようにしましょうね☺️

HACCPの導入をすることで食中毒対策にも役立ちます!
食中毒リスクの上がる夏に向けて準備を進めていきましょう!

ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ。
お問い合わせはこちらからお願いします。
必ずお返事いたします。