確認しよう!日々の衛生管理とHACCPの違い
こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。
食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。
HACCPの導入・継続、日々の一般衛生管理の見直し・運用をサポートしています。
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今日はお問い合わせの多い質問についてお答えいたします!
日々行なっている衛生管理とHACCPの違いって何ですか?
この質問、多くの方からいただきます。
HACCP義務化!と言われても、
毎日衛生管理してるのに何で今更やらないといけないの?
というかどう違うの!?
このように疑問に思っている方、とても多いです。
HACCP=衛生管理と思っていると確かにこのような疑問が生まれます。
その通りなのですが、そうとも言い切れないのがHACCPです。
それでは詳しく説明させていただきます。
目次
日々の衛生管理はどうしてやるの?
日々お店で行なっている衛生管理を専門的な言い方で一般衛生管理といいます。
そもそも、一般衛生管理とはどういうものなのでしょうか・・・?
一般衛生管理とは、「お店全体における食品安全の取り組み」のことを言います。
お店を衛生的な状態に保つため、
衛生的な環境で商品をつくるために毎日行うのが一般衛生管理です。
例えば、
日々のトイレチェックや従業員の手洗いの徹底、調理器具の衛生管理などなど・・・
このようにみなさんが日々の業務で行なっている衛生管理を一般衛生管理といいます。
衛生的な環境をつくるために必ず行わなければなりません。
そうすると、
「一般衛生管理ができていればHACCPは必要ないでしょ!」と思いますよね。
しかし、一般衛生管理とHACCPではそもそもの考え方が違うのです。
HACCPってなに?
HACCPとは衛生管理の手法の一つですが、
「お客様に対して身体的なダメージがおこならないように食品製造を行うやり方の一つ」
ということができます。
そこにもう一つ別の側面から言い換えると、
「HACCPは商品ごとに食品の安全を確保するための管理システムである」
ともいえるのです。
HACCPは、お客様の命に関わるような危害(商品を作る上で危ないポイント)を見つけ出し、
事前に防ぐための手法です。
よって、
HACCPの考え方を取り入れることで、商品ごとの安全を確保することができます。
一般衛生管理は、お店の衛生環境を保つため、
HACCPは、商品の安全を確保するために行います。
どちらか一方だけでは食中毒や異物混入などのあらゆる危害から
お客様やお店を守ることはできません。
自転車のように前輪が一般衛生管理、後輪がHACCPとイメージしてみてください。
両方のタイヤが回らないと進みませんよね。
一緒に走らせる気持ちで取り組むことが大切となります。
一般衛生管理だけでなくHACCPを導入することで
より安全な商品をお客様に提供できるというわけです!
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