保育園での集団食中毒

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食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。 

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またまた集団での食中毒事故が発生してしまいました・・・。

今回は保育園児含む19人が腸管出血性大腸菌(O157)による食中毒に感染してしまいました。
長崎県島原市で保育園児ら19人がO157集団感染:Yahoo!ニュース)

発生原因や経路は不明とのこと。

O157は大人が感染しても最悪の場合死に至る危険な食中毒です。
そんな危険な食中毒菌が0〜5歳の保育園時が感染してしまうとさらに危険です。

腸管出血性大腸菌(O157)とは?

腸管出血性大腸菌O157とは、毒性の強いベロ毒素を産生する大腸菌の一種です。
抵抗力の弱い乳幼児や小児、高齢者が感染すると、
腎機能や神経学的障害などの後遺症を残す可能性のある溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発するなど、
重症化する恐れがあるとても危険な食中毒です。

食中毒が多く発生する夏から秋にかけて特に注意が必要ですが、
気温の低い時期でも発生が見られることから、1年中注意が必要な食中毒です。

◆どこに存在するの?
健康な人、及び動物の腸管内に多く生息しています。
汚染された食肉やその加工品・飲料水を飲食することで感染します。

◆潜伏期間・主な症状は?
潜伏期間は3日〜8日です。
主な症状は、
激しい下痢、腹痛、発熱です。
O157の場合、血便を併発することが特徴となっております。

溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発するなどの重症化する恐れもありますので、
このような症状がみられた場合はすぐに医師の診察を受けてください。

◆原因となる食品は?
これまでの発生事例として、
牛レバー刺し、ハンバーグ、ローストビーフなどの畜肉での報告のほか、
きゅうりの浅漬けやサラダなどの生野菜、
団子や柏餅などの和菓子等々
様々な食品で発生する可能性のある食中毒です。

二次汚染に注意!

腸管出血性大腸菌O157の感染は“食品”からだけではありません。
感染者の便に含まれる大腸菌が直接または間接的に口から入ることによって感染します。

手洗い・手指の消毒をしっかりと行い、
調理器具・機械の衛生管理、
食材の二次汚染防止など対策をとるようにしましょう!

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子ども達の安全の為にも食中毒の発生を減らす方法としてHACCPを活用し、
食中毒を予防する仕組みづくりを行なってほしいと思います。

食中毒

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