新型コロナウイルス対策だけでは防げないこと
こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。
食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。
HACCPの導入・継続、日々の一般衛生管理の見直し・運用をサポートしています。
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新型コロナウイルスの影響で思うような営業ができずに苦しい中、
Go Toトラベル、Go Toイートキャンペーンが始まり
少しづつ活気がでてきたお店も多いのではないでしょうか。
ここまで様々な苦労があったと思います。
メンバー様のお店でも試行錯誤して新型コロナウイルス対策を行なってくださいました。
しかし、新型コロナウイルス対策は完璧!というお店でも
ある管理を疎かにしてしまうと防げないことがあります。
目次
新型コロナウイルス対策だけでは食中毒は防げません!
残念ながら、食中毒は新型コロナウイルス対策だけで防ぐことができないのです。
実際に新型コロナウイルスの影響で休業していたお店が
再開後すぐに食中毒事故を起こしてしまい営業中止になったということも・・・
テレビのニュースを見ると、
今年は手洗いや消毒を徹底しているからノロウイルスの感染は減少するのでは・・・
といった内容のニュースを耳にします。
確かに手洗いや消毒の徹底で食中毒のリスクを減らすことができます。
しかし、手洗い・消毒でリスクを減らすことができるのは、
二次汚染で起こる食中毒です!
どういうことだろう・・・
ということで解説します。
例えばノロウイルス。
ノロウイルスの食中毒では、
主に二次汚染によるものと食品中に含まれるものの2つに分けられます。
新型コロナウイルス対策で行う手洗い・消毒では
二次汚染による食中毒を防ぐことができます。
食品中に含まれているノロウイルスは、手洗い・消毒では死滅することができません。
90℃90秒以上の加熱を行うことで死滅します。
食品に含まれている病原菌やウイルスから食中毒を発生させないためには、
適切な温度管理が重要となります!
新型コロナウイルス対策では食品の加熱に関する管理項目はありません。
よって、
新型コロナウイルス対策だけでは食中毒事故を予防することができないのです。
食中毒事故を防ぐにはHACCP導入が一番!
食中毒事故を防ぐためには、HACCPの導入を進めることをお勧めします。
HACCPは、お店で扱う商品で起こる危害(食品の安全を脅かす要因)を予め特定し、
安全に商品をつくるための仕組みです。
科学的根拠を用いて危害を特定していくため、目的を持って衛生管理をすることができます。
2021年6月から完全義務化となるHACCP。
義務化となるため必ず導入する必要がありますが、
まだ導入まで進んでいないお店が多いのが現状です。
新型コロナウイルスの対策だけでも大変ですが、
自分のお店を食中毒事故から守れるのは自分だけ!
HACCPの導入も同時に行い、
より安全なお店づくりを進めてみてくださいね(^^)
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