HACCP導入する時の注意点
こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。
食品を扱う街の個人店、中小規模の工場へHACCP導入をゼロからサポートする専門家、
三村はるかです。
HACCPの導入・継続、日々の一般衛生管理の見直し・運用をサポートしています。
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本日はHACCP導入時に気をつけていただきたいことについてのお話です。
知らずに導入してしまうと保健所の監査を乗り切れないかも・・・
そうならないためにも、是非参考にしていただきたいと思います。
HACCP導入する際に最初に準備していただきたいのが事業団体が作成した手引書です。
(厚生労働省から配布されており、こちらからダウンロードできます。)
この手引書は、事業団体ごとに管理してほしいポイント(重要管理店点)を指定して、
スムーズにHACCP導入が進められるように作成されております。
例えば・・・
パン屋さんで製造販売している食パンとお豆腐屋さんで製造販売している木綿豆腐では、
作り方や保管方法など異なる点が様々です。
そこで、パン製造業の団体はパン製造に関するところで必要な管理ポイントを提示して手引書を作成しています。
豆腐製造業の団体も同じです。
このような理由から、
お店の業種によって手引書が分けられており、
お店は自分の業種にあった手引書を使用してHACCP導入を進めていきます。
では、HACCP導入が行われているかを監査する保健所では何を基準に監査をするでしょうか?
監査対象(お店)の業種が出している手引書を使用するのでしょうか?
答えはNOです。
私自身、保健所は監査対象の業種から出されている手引書を使用して監査を行うと思っておりました。
しかし保健所に確認したところ、
保健所は業種に関わらず保健所が独自で作成したマニュアルを用いて監査するとの返答をいただきました。
(これは私の住む自治体で確認した情報です。他の自治体では対応が異なる場合がありますのでご了承ください。)
お店は事業団体が作成した手引書で導入するけど、
監査は違うマニュアルで行われる。
こうなってしまうと、管理が必要なポイントはどうやって監査するのか・・・
不安になってしまいます。
とはいえ、監査を乗り切らなければいけません。
監査を乗り切るためには、
お店の業務に合わせた内容でHACCP導入することが一番の近道です!
HACCPが義務付けられたからといって、
手引書通りにそのまま導入してしまうとお店に合った内容で導入することができません。
手引書にお店の運用を合わせる形になってしまい、長く続けることができなくなります。
そして、保健所から監査の際に質問をされても答えられません。
手引書はあくまでも参考書程度に、
細かい内容はお店でやっていることや出来ることを取り入れることで保健所の監査で質問されてもスムーズに答えることができます!
HACCP導入する際は注意して行なってくださいね(^^)
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